イベント紹介 1/8「水滴の夜」& 菊池奏子ロングインタビュー

ハワイに住んでいる友人がいる。
彼女は詩人で、着物が上手に着られて、
詩のボクシングで全国チャンプになったこともある。
酒蔵の娘でお酒が大好きだけど、そんなに強くない(そこが可愛い)。
今はもう人妻。
彼女が結婚に伴いハワイへ行くことになって、送り出しイベントを企画させて頂いたのは何年前だったか・・・と記憶を手繰ったが確かな年数がすぐにはわからなかった。
それから今まで、会う機会もあった(なぜか上野動物園でデートした)のだけど、なんだかとても久し振りな気がしたのは、その間に色々な事があったからだろうか?
2018年1月に彼女が東京でイベントをやるという素敵なしらせ。
応援したいのでafterTHAT byUPJ5、2017年ラストのFRESH!配信は彼女の帰国に合わせてスケジュールを組み、ゲストにお呼びすることが出来た。
その時の放送のアーカイブはこちらからご覧頂ける。
その生放送へ向かう前、新宿新南口で私たちはおち合い、恐らく放送では聞ききれないであろう事をたくさん伺うことができた。
明後日1/8(祝)に主催イベント「水滴の夜」の開催を控えた、菊池奏子のインタビューをお届けする。


UPJ5三木悠莉(以下「三」):おかえりなさい!でいいのかな(笑) 日本はいつぶりだっけ?

菊池奏子(以下「菊」):7月だよー

三:あ、そっか、意外と結構最近だった(笑)

菊:兄の結婚式で

三:お兄さんていうのは、酒蔵の・・・

菊:そう、6代目です。

三:菊池奏子ちゃんのご実家は菊池酒造さん、「燦然」という素晴らしい日本酒を 造っています!宣伝しちゃった。

菊:あはは、ありがとう。

三:「燦然」って海外でも販売されてたりするんだよね?

菊:えっと、NYとシンガポールとオーストラリアと中国と・・・

三:すっごいね!日本でも百貨店で試飲会とかやってたよね。

菊:今もやってるよ。今は贈答用とか海外用とかの商品を作っている酒蔵が昔より増えたんだよ。って酒の話になると長くなっちゃうんだけど・・・(笑)

三:あはは。ということで、酒蔵のお嬢様と勝手にお呼びしたりして・・・まず何年前だっけ?結婚してハワイへ行ったのは

菊:えっと、結婚したのが2013年で・・・ちょっと待って・・・(おもむろに指輪をはずし刻印を確かめる)

三:今、奏子はリングを外し確認しています(笑)

菊:あ、これ婚約指輪だったから婚約日だった。婚約日はエイプリルフールの前日で

三:3月31日。

菊:うん。2012年の10月5日に入籍をして、ハワイに行ったのが14年の8月かな。3年4か月くらい経った。

三:おっ!3年経ったか。昔から石の上にも3年なんていうけど、慣れた?

菊:最初の1年は慣れたなって思ってたんだけど、あとで考えてみると全然慣れてなかったなあと。慣れてないと心のどこかを壊してホームシックになっちゃうから、ごまかすじゃないけど、私は慣れていると暗示をかけてた。

三:そっか・・・そんな時期もあったのかぁ

菊:でもそういうのって渦中にいるとわかんないんだよね、後から考えると、って。

三:無理してたかなぁ、みたいな?

菊:うん、ずっと緊張してたなって。

三:そっかそっか・・・ご主人のお仕事の都合でハワイに行かれて。ハワイ諸島の中にはいくつか島があるけども住んでるのは・・・

菊:ハワイ島です。

三:ハワイ島っていうのは、ハワイ諸島の中ではどういった特徴というか・・・

菊:一番大きな島だね!

三:SNSとかで様子を拝見すると、自然が素晴らしい所みたいだよね。

菊:そうそう。よく日本人が旅行にいくホノルルとかワイキキはオアフ島で

三:そうだよね。あの、お買いものとかするところだね(笑)イメージ。私行った事ないんであれなんですが。

菊:白い砂浜があって、ホテルがいっぱい並んでて、リゾート、みたいな。まあオアフ島も北のほうに行くとすごい自然もあるんだけど。

三:そうなんだ

菊:ハワイ島に住んでるって事を日本で例えると、外国の人が「こんど東京に住むんだ!」って言ってて、え、どこ?赤坂?六本木?渋谷?品川?って聞いたら「青梅」って答えるような。

三:わかりやすい!

菊:ほんと?

三:なんていうのかな、郊外、郊外?て違うか、島だから・・・

菊:同じハワイなのにこの差、みたいな・・・って、青梅の人に怒られるかな?青梅disとかではないですので!

三:大丈夫大丈夫(笑)青梅の方ならきっとわかってくれる。

菊:住むにはすごく良い所なんですよ。自然がいっぱいで空気も美味しくて

三:海もあり、山もあり…

菊:そうそう。冬には雪もふるよ。

三:えっ、そうなんだ!?ハワイに!

菊:ハワイ島の山は4000mくらいあるから

三:おー富士山より大きい!

菊:だから雪降るんだよ。なんかね、面白いの。ここから雪降ってる、ここから降ってないみたいにはっきり分かれてて、写真あるかな・・・あった!こんな感じ!



三:定規で引いたみたいだね。裾野がすごい広いから4000mもあるように見えないね。掲載するとき写真も載せるね! 
さて、さきほどハワイに行かれて3年経ったってことで、最近ピアノの演奏活動したりすごい馴染んだなあ、奏子すごいなあと思ってるんだけど、向こうでもポエトリーしたりしてるの? 

菊:毎回じゃないんだけど、ハワイ島にも「4thFridayPoetrySlam」https://www.facebook.com/events/1845019722442169 っていうポエトリースラムがあって・・・第4金曜日に毎月やってるの。前は毎月じゃなかったみたいなんだけど。 

三:おー、じゃあ人気があるんだね。 

菊:しょっちゅうルールとかが変わるの。 

三:しょっちゅう(笑)いいね、新鮮な気持ちで臨めるね、適応してかなきゃ、みたいな 

菊:ときどきオアフ島から来たっていう参加者もいたりして。観光ついでなのかそれが目的でなのかはわからないんだけど 

三:へー!ちなみにオアフ島の人とかってハワイ島には割と気軽に行ける感じ?飛行機だよね? 

菊:うん。プライベートジェット持ってるとか船持ってるとかなら別だけど、交通機関としては飛行機。 

三:ちなみにどれ位で行けるの? 

菊:往復200ドルかな。ちょっと気軽には行けないかなって感じ。 

三:時間的には? 

菊:1時間くらい。 

三:そっか。東京から九州とか行くような感じかな。小旅行だね。ハワイ諸島内の他の島でもポエトリースラムとかあったりするの? 

菊:あるよ。ホノルルにも「HawaiiSlam」http://www.hawaiislam.com/ っていう、そのまんまだけど。確か第一木曜日に毎月やってるみたい。行った事がまだないんだけど、写真で見るかぎり結構人が来てるみたい。 

三:ハワイ島の4thFridayには何人くらい来てるの? 

菊:出演者が12人くらいで、お客さん合わせて25人くらいかなあ? 

三:あ、じゃあ日本のポエトリーイベントとかと割と似たような規模なのかな。PSJとかはもっと大きいけどさ。オープンマイクのイベントとかと規模は似てるね。会場はどんなところでやってるの? 

菊:Kukuau Studioっていうスタジオがあって、アトリエっぽいというか、日本のスタジオみたいな感じじゃなくて、ドアとか開きっぱなしで…

三:日本じゃめっちゃ怒られちゃう(笑) 

菊:防音室じゃないし 

三:音に関しては寛容? 

菊:他のライブでも、夜でもダウンタウンの中にある店で野外ステージでやっていたり、金曜や土曜の夜はどこかの家の庭でウクレレ弾いて歌う人がいたり・・・


三:お国柄的な 

菊:お昼時になると、車みたいな芝刈り機で…わかる? 

三:めっちゃアメリカ!なやつだ! 

菊:すっごい、うるさくて(笑) 

三:そうなんだ。最初の頃とかストレス感じなかった?うるせー!って(笑) 

菊:それは大丈夫だったかなあ。ストレス感じてもしょうがない、ってのもあるし。 
行く時に、英語の勉強をします、とかあらかじめ文化を調べます、とか事前準備をせずにやってきたから、逆に何があってもこんなもんなんだって。

三:なるほどね。知識を入れすぎてないぶん、こういうもんかーって。すごいね!そうやって人間は適応していくんだなあ。

菊:適応できないとノイローゼになっちゃうもんね。 

三:そうだよなぁ・・・話は戻るけど、イベントはスタジオで行われている、と。

菊:これステージ。あとで写真送るね。ここは絵画教室とかもやってて、そういう関係で地元の人が描いたみたい。




三:あー素敵。なんかアメリカというか、外国を感じる。 

菊:街中にはこんな素敵な絵が描いてある建物があるよ 

三:ひゃーめっちゃおしゃれ!日本では、無い感じだね。好き。これ見てハワイ住みたいってなる人いるよきっと。

菊:あはは

三:そんな素敵なスタジオでやってるんだね。イベントはどう?日本と雰囲気違う?

菊:ノリがやっぱりちがう。

三:だろうなあ。フーフー!!みたいな

菊:そう、歓声があがる。あと村田活彦さんが前言ってたけどこれもやってた(指を鳴らす)

三:海外、フランスとかアメリカとか、ポエトリーの演目中に拍手をするのは音が邪魔になるから、代わりに指を鳴らすと。

菊:ハワイの12月のスラムでもやってた。

三:日本ではまったく定着してないけど、ハワイでも確認された!今から練習しとこうかな(笑)

三:ハワイのポエトリーはいつから行き始めたの?

菊:2015年の10月くらいからかな

三:じゃあ顔出すようになって結構経ったんだね。

菊:でもね、フラの習い事とちょっとかぶってて(笑)あと夜にダウンタウンを出歩くと危ないっちゃ危ないから・・・

三:自然豊かなハワイ島でも、治安悪い所はある、と。

菊:うん、悪い所はある。知り合いが、夜歩いてたらどっかの家からビール瓶投げ付けられたって。

三:あはは、まじか(笑)

菊:一人で夜歩いちゃいけないって現地の人も言ってるね。スタジオは駐車場が併設してるからまあ安心なんだけど・・・

三:そっか、ハワイの治安って考えたこともなかったけど、外国だもんね。

菊:そうだねえ

三:フラを習ってるってことだけど、現地の人わりとみんな踊れるの?

菊:そうでもないんだけど、やってるひとは小さい頃からやってて、もう40年やってますみたいな。

三:そっか。地域に根付いた、大切な踊りだもんね。

菊:この間面白いことがあって、教会のクリスマスイブの礼拝でクリスマスソングのピアノ伴奏をしたんだけど、座ってる中から一人おもむろに立って、みんなの前に出て踊り始めて。

三:フラッシュモブみたいな!仕込みではなく。

菊:うん。それが普通みたいな。あ、フラの団体って「ハラウ」っていうんだけど

三:ハラウ?

菊:うん。ハラウは毎年クリスマスパーティーをやるんだけど、ホテルのディナー会場で他のお客さんもいる中で突然ウクレレを鳴らしベース鳴らし我々は踊る、みたいな。

三:うわーいいな!そういうの好き。

菊:おおらかで良いよね。お弁当屋さんとか行ったら奥でお弁当作ってる人が急に歌いだしたりするからさ。

三:日本だったら、コー○ドストーンのアイス作る人が歌ってくれるけどそれくらいしか見たことないわ、歌ってる店員。多分日本で急に歌い出したら怒られるよね、お弁当屋さん。

菊:スーパーの店員さんが踊りながら掃除したり・・・

三:ミュージカルかディズニーランドか、みたいな

菊:そうそう。楽しいなって。田舎だからなのかもしれないけど。

三:そっかー!なんかさ、ハワイって日本人にとって馴染みのある外国、っていうか、割と旅行に行く人も多いし、行ったこともないのに知った様な気になってるけど、やっぱ住んでる人の話を聞くと文化の違いとか感じるね。

菊:うん。あでも、結構日系人もいるけどね

三:そうだ!日本語喋れるひとも結構いたり?

菊:いる。うっかり独り言でえーっととかいうと、えーっと、って言われる(笑)

三:あーなんかほっこりするね。嬉しい1コマ。

菊:ピアノの伴奏をしに行ってる教会も日系の方が何人かいて、教会の祭壇の一部が
汚れてたりすると「はがいいねえ」て言って掃除したりして

三:はがいい?方言かなあ?あ、歯痒いか!

菊:そう。多分本来の意味と違ったりもするんだろうけど、お母さんが言ってたのを聞いてたりしたんだろうな、って。そういう事は時々あります。

三:そっか。情報としては日系の方多いってのは知られているけども、リアルなエピソード、いいなあ・・・って、ポエトリー以外の話ばっかりしちゃってるけど(笑)さっきも言ってたみたいなフー!みたいな盛り上がりの中でやるってのは、やっぱり感覚としても変わる?違う?

菊:んー、なんかね想定してないところで笑いが起こったりする!テキストの紙を読んで床に捨てるのあるじゃん。あれを最初にやったときめっちゃウケたの。

三:えー!日本は結構やる人いるけど、てか私もやってるんだけど、ハワイの人やらないんだ!

菊:やらないね。

三:そっか、じゃあ斬新!みたいな。捨てるんかい!みたいな感じだったのか(笑)
菊:すごい笑いが起こってびっくりした。そのころは理由を聞いてもよくわからなくて、あとになってそれで笑ってたんだなって(笑)

三:ハワイで朗読するときは言語は、英語?日本語?

菊:英語だね。

三:おー、英語で書いて?

菊:先に日本語で書いて、それを英訳してる。最初は日本で読んでた作品を英訳して
やってました。

三:日本語でまず書いて、その英訳の作業も自分でやって、すごいねー!

菊:いやいや。なんかねえ、迷うよ。英訳するときにたとえば直訳でこれは通じるのか、とか。詩のボクシングでやった「指をください」とかは、あれはGive me a finger.なのか、I want a finger.なのかとか。ネイティブの人にとってニュアンスがどう違うのか、とか。だから結構時間がかかる。
三:だろうね。意味はどっちも通じるけど、意味が通じれば良いってもんじゃないし。作品としてニュアンスが大事だもんね。

菊:ネイティブの人がポエトリースラムなんかでやってるの聞いてると明らかに全然違うじゃん。国語の教科書に書いてある文章と私たちがしゃべっている会話が違うみたいに。

三:そうだね、全然違う。

菊:それがまだわからないっていうか・・・ネイティブの人の表現って、聴けば理解は出来るけど、それを自分が日本語から英語にしようとしたとき、それを使えるか、まず気づけるか、見つけられるか、というか・・・

三:こういう言い方してるんだなるほどねー、って気づいて、自分で取り入れて実践するって、確かにそのフローは難しいだろうしちょっと勇気もいるよねきっと、これで合ってるのかな?って。

菊:そう。誰かに添削してほしい(笑)

三:英語詩楽しいぜ!みたいになってはきた?

菊:訳すのとか楽しいよ。一つの単語が一対一で対応するわけじゃないじゃん?例えば、日本語で「怖い」っていう単語一つとってみても、辞書を引くと「chicken」「dreadful」「freaky」「scary」「terrible」「terrifying」って出てきて、それぞれ意味が微妙に異なる。

三:うんうん。

菊:あと日本語って主語がなんでもとれるように作ることもできるでしょ?日本語って主語を省略するじゃん。

三:そうだね。馬鹿みたいな例えだけど「おなか減った」ってI’m hungry.だけど、日本語じゃ「私はおなかが減った」って言わない。ん?なんだどうした?ってなっちゃう(笑)

菊:それを逆手にとって、あなたが言ってるのか私が言ってるのか、わからなくするような事も出来るんだけど、そういう表現を英語にしようとしても出来なかったり・・・要するに動詞の活用形でバレちゃうから

三:そうだ!そうだよね。英語できない私でも、これはさすがにわかる(笑)

菊:それで英訳するときにどうしようってなって、元の日本語の方を少し変えたりして

三:そっかー。そうするしかないよな。

菊:そうすると逆に、自分が日本語で書いてたときには曖昧だった部分がはっきりと見えてきたりして、面白いんだよね。

三:そうだよね、言い換えるってことはその内容を自分で自分に一回噛み砕いてフィードバックしてあげなきゃいけないし、理解は深まるよねきっと。

菊:そういう意味で英訳はすごい大変だけど面白い。

三:なるほどね。

菊:その辺は英語で詩を書いている人、例えばジョーダン・スミスさんや、廣川ちあきさんにも話を聞いてみたい。ネイティブの人が日本語から英語にするのと、私たちの様な非ネイティブが日本語から英語にするのとどう違うのか、そのプロセスを分析してみたいなって。

三:そっかー!今回番組にブッキング出来たらよかったんだけど・・・次機会があったらぜひ何かそういう場をセッティング出来たらいいな。

菊:ありがとう!
例えばさ、松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」も何人かの方が英訳してるけど、それぞれ結構違っていて。「水の音」という言葉をそのまま訳している人もいるし
「ポチャン」というような擬音(英語で、Prop)で表現している人もいるし、水音のあとの静寂に焦点をあてた表現をしている人もいるし。どこに重点を置いているかで、それぞれ違う。

三:特に俳句なんて、ある意味すっごく短い「詩」なわけで、すごく想像力が必要なものじゃん。いかようにも想像できますよ、って。もちろん、たくさんの事が想像できるようなものが素晴らしい俳句なんだろうし。

菊:詩人が集まって、一つの短い詩とか短歌とか俳句を、英訳したら全然違うものが出来そうで面白いなって。

三:お!それおもしろいね!私の英語がもっと上達したら企画してみたいな・・・あまりにも語学力がなさすぎたらどうにもならんから(笑)

菊:そんなことないよ(笑)俳句、風景描写が多いから解釈するのに奥行きはあるけれど、表現そのものに極端に難しい単語はそれほど出てこないと思うし。
あ、こないだのスラムでも、昔自分が詠んだ俳句3句を英訳して読んで好評だったよ。

三:おー、よいね。

菊:あとね、続けて2回読むのに、みんな驚いてるというかウケているというか。あれは日本の伝統なの?って。

三:そっか、日本人だと当たり前というか、こういうもんは2回読むもんだぜーって

菊:そうそう。なぜ2回読むのかときかれると、えーとえーと、って(笑)

三:日本人には染みついちゃってるとこだよね。逆に1回だったら、ん?ってなる。

菊:ワンスアゲイン、みたいな(笑)

三:そういうところで文化の違いというか・・・なんか「お決まり」というか、言わなくてもわかってるでしょ?っていう部分は、国が違えば、当然通じにくいよね。
俳句はハワイでも人気?

菊:ハワイは日系の人も多いから、本土よりも日本に興味あったりルーツを受け継いでて知識があるひとが多いと思うんだよね。ハワイ島の人口比率ってアジア系が一番多いし。みんなじゃないけど、知ってる人は結構知ってる。

三:ふーん。俳句って今さ、外国で人気みたいね。

菊:そうなの?

三:この間聞いたんだけど、フランスで俳句スラムっていうのがあって、ポエトリースラムW杯の期間に行われるらしくって過去優勝者も参加したりしてるみたいで、村田活彦さんや中内こもる さんにも少し聞いたんだけど、なかなか面白いらしくって、 大会の様子とかも。今密かにそれに連れてってもらえるのを楽しみにしている(笑)

菊:もちろん参加するんでしょ?悠莉ちゃん俳句も詠むんだし

三:参加してみたいね。俳句から創作へ入ったので・・・

菊:そうだったんだ!私は短歌からだよ。

三:そうなんだ!それぞれ違うもんだねえ。

菊:お母さんが俳句やってたりしたの?

三:ううん全然。祖父が教師だったりしてそれで・・・あとは学校で募集してまとめて新聞の賞に送るみたいなやつとか。それで賞とって、広瀬犬山猫と知り合って、詩を始めた。

菊:そうだったね!うちは母親が短歌をやってて

三:ねー。前も聞いて、すごい素敵なエピソードだなって。酒蔵で短歌を詠む母娘。
うちも娘が一人いるけど、我が家の母イコール私と考えて、軽くげんなりしました。

菊:いやいやいや

三:すごい素敵だよー、そういうの憧れる。

菊:昔は添削とかもしてもらってたんだけど、最近は方向性の違いから頼まなくなった(笑)

三:方向性の違い(笑)バンドか!音楽性の違いで・・・みたいな。そりゃそうだよね、世代も違うんだし。
でも良いね、自分が大人になってある程度年を重ねてきて、母親と語り合える共通の趣味の分野があるって、なんか良いよね。

菊:そうね、こないだ新聞でこんな短歌を見つけたよ、とかそういう話をしたり

三:素晴らしいわ。・・・ねえな、うち!今日電話でユ○クロのチラシで何が安かったか話したわ。
これだぜ違いは(笑)

菊:あはは

三:いいよね。私も娘と共通の趣味があると良いなと思ってる。彼女が大人になったときとかにね。

菊:今でも娘ちゃんは、会場に来て悠莉ちゃんが読んでる間に踊ったりするの?

三:もうその屈託のなさはなくなりましたね(笑)

菊:そっか、可愛かったのにー

三:小3だし。そんなことやったら注目を浴びてしまうてわかってきて。でも観てないようで観て聴いてて、今日の○○さんよかったねとか面白かったねとか、偉そうなことを言ってます、家で。

菊:やっぱり感想は大人と違う?

三:うん違うね。言葉の拾う箇所がそもそも。よりわかりやすくて面白いものを。難しい事は当然まだ理解できなかったりするからだけど。あとは表情とか、よりパフォーマンスそのものについて言うかも。○○さんは声大きいよね、とか。
・・・さてさてそろそろまとめて行かないとね!ハワイ島で、英語での朗読も始めて・・・
最近は手ごたえも出てきた?

菊:まだないよー。そんなに行けてないのもあって。さっきも言った通りフラのレッスンともかぶっちゃってて(笑)

三:充実してるがゆえの悩み!良かったハワイ生活楽しんでて。友達としてうれしい。

菊:ありがとう、よく言ってもらえる、充実してるって。

三:うんうん。あ、奏子といえば着物!ってイメージなんだけど、ハワイでも着物着たりすることもあるの?

菊:うん、茶道やってて

三:ハワイで茶道!

菊:あるのよ裏千家の支部が。

三:そっか日系の方も多いし。

菊:うんうん。そういうときに着る機会はある。冬物は着られないけどね。詩のボクシングで着てたのは冬物だからもう着れなくてどうしようかなって・・・メル○リ(笑)?

三:やだもったいない、ダメだよ

菊:詩のボクシングで優勝したときに着ていた…ってダメかご利益ないか

三:いやあるっしょ、勝利を呼ぶ!…じゃあ私が落札するかな(笑)
今回奏子は年末年始日本に帰ってきてて、1月8日にイベントを東京でやるんだよね?

菊:やります。「水滴の夜」というイベント名は大島健夫さんと2マンライブをやらせて頂いたときに(※追:2マンライブではなく、正しくは「千葉詩亭」にゲスト出演したときだったとの事です by奏子)大島さんが書いていたブログのタイトルが「水滴の夜」で、それが気に入って、許可を得て使わせて頂くことに。

三:なるほどね。良いイベント名!これはオープンマイクのイベントだけど、もちろん奏子のライブコーナーもあるんだよね?

菊:はい、私のコーナーと、オープンマイクと両方あります。トータル同じくらいの時間で。

三:楽しみだ!

菊:なんていうのかな、UPJとかPSJとか、皆さんのツイートとかブログとか読んでて、朗読やりたいなーって思って、でもインプットがないとアウトプットって出来ないじゃん。誰かのイベントに行って刺激を貰って書く、みたいな。

三:そうだね

菊:まだ英語をそこまで理解できるわけじゃなくて、まだそこまでに至らないから、日本語で詩を聴きたいなあって。でも私もやりたいし、じゃあ一緒にやっちゃおうと。

三:最高だね!すばらしい。

菊:自分の欲望100%

三:いいね!最近ポエトリー界隈に来だした方とか、まだ奏子の朗読を聴いたことがない方もいらっしゃると思うので、ぜひぜひ、たくさんの方に来てもらえたらいいね。番組の配信もやるけど、このインタビューも開催直前に告知と併せて掲載させていただきます!

菊:ありがたい、超ありがたい・・・この、モグレコさんの会社の南(※の喫茶店でインタビューをしていた)に足を向けて寝られないわ。あっ、北枕だから大丈夫だった!

三:大丈夫だった(笑)!? あはは、それじゃそろそろ配信に向かおっか・・・



菊池奏子
自主企画朗読会「水滴の夜 第三夜」
1/8(月祝)19時開場 19時半開演
大久保ひかりのうま
(JR大久保駅南口より右折してすぐ)
1000円+1D(お土産つき)
20時半からオープンマイクタイム(先着15名まで)
 
 
常春の島より囁きはひととき帰還した
その一瞬に、耳をそばだてて。

 
 
【インタビュー協力:菊池奏子、編集等:UPJ5三木】