イベント紹介&インタビュー 11/25 IN言語 @荻窪ROOSTER


意味もわからないのに気になってしまう言葉、無駄に声に出してみたくなってしまう言葉、というものが、みなさんにはないだろうか。
私には、時々ある。
ナスダック、ソルベンシーマージン比率、エポーレット…
意味を知ってしまったその後もなんとなくお気に入りのままの語感。

実は最近もあった。

IN言語

いんげんご

なんだかとても、いい。

Twitterのタイムラインでよく見かける。
なんだろう。
どうやらイベントの名前らしい、しかもポエトリーの。
フライヤー画像が素敵だ。
出演の欄には知ってる名前を辛うじて見つけたがほとんどが存じ上げない方だ。

うーん…気になる。

こういった感覚は伝染するのか
もしくは私が伝染させられたほうなのか
時を同じくしてUPJ5クルーikomaからLINEが飛んでくる。

― 三木ちゃん、IN言語ってイベント知ってる?
 
    名前だけ知ってる!気になる。

- UPJ5 afterTHATで取り上げてみない?

みたいな会話の10分後には、コンタクトを取り始めていた。
これは明らかに知るべきイベントなのではないか。
UPJ5代表2人、謎のアンテナが同時にピコーンと立ったのだ。

最初はメール等で色々インタビューしてみようと思った。が、あまりにもまるで知らないのだ、このイベントも、このイベントを作り上げようとしている人のことも。

もうこれは、何も知らないまま、いっそのこと会ってしまおうと、決意した。

最初に対応して下さったIN言語の運営クヮン・アイ・ユウさんはとても親切だった。
クヮンさんが関西にお住まいだということもろくすっぽわかっていなかった私の、会ってインタビューしたいという不躾な申し出に「地球さんならば行けるかも」と
後にこのイベントの首謀者だと判明する武田地球さんを紹介してくれた。

果たして、私たちは秋葉原で出会った。

会った瞬間から、地球さんは素晴らしいキャラクターの持ち主であった。私たちUPJ5の2人は、一瞬でファンになってしまった。
デニーズもガストも満席で、まさかの日高屋で行われたこのインタビューをイベント告知と合わせて皆様に大急ぎでお届けする。
先に言っておく。
IN言語、アツいことこの上なし。


交流会&LIVEパフォーマンス
「IN言語」

2017.11.25(土)
START 11:30
荻窪ROOSTER ノースサイド

パフォーマー ¥1000+1ドリンク
観覧             ¥3000+1ドリンク
 (どちらも軽食付)

出演

田中ジョヴァンニ
遠藤ヒツジ
塚本一期
なかたつアヒージョwithひゃっきん
あきら
北村灰色
ユーカラ
伊藤風次
白犬
クヮン・アイ・ユウ
IN言語セッション

予約/問い合わせ


三木悠莉 (以下「三」):それでは、インタビューを始めさせて頂きます!まず、IN言語を開催することになった発端とか、そのあたりから聞いていこうかと思うんですが…最初に、このイベントを作った発起人の方はどなたになるのでしょうか?

武田地球 (以下「地」): ええとですね、中核となる運営のようなメンバーは3人いるんですが、おそらく最初にやろうと言ったのは私だと思います。

ikoma   (以下「イ」):そうなんですね!

地:1人じゃできないので何人か他の方にも声をかけて・・・

三:それがクヮン・アイ・ユウさん?

地:そうですそうです。彼は関西の方でイベントをやっているのを知っていたので

三:大阪かな?

地:そうですね、クヮンさんはPSJとか…大阪のほうで結構熱心にリーディングや、その関係の活動をしているので。

三:なるほど!では地球さん自体は、ポエトリーや詩の関係の事を始められたのはいつからですか?

地:えーっと、2017年の3月から、ですね。

三:え、すごい最近!はじめたばっかり?

イ:行動力!

三:行動力!!ほんとそれ、だってまだ今11月よ。びっくり。あ、やだ嬉しくなっちゃうね

イ:ほんとだよねー!すばらしい。

地:ありがとうございます。なので、私なにも知らないので・・・失礼なこと言ってしまうかもなんですが

イ:そういう人がいいぜー

三:ねー、よいねよいね。っていうか、イコマもポエトリー関わるようになったのここ最近だよね、ゆーても。

イ:そうそう、10年前くらいから遊びには行ってたけど、イベントで関わり出したのはここ1年くらいで。

三:もともと全然違うようなジャンルやってたもんね胎動。私自身も、ポエトリーの世界に来はじめて6年くらい、かな?

イ:え?ゆーて6年くらいか!!

三:そう(笑)勝手にもっと長いと思われてたりするけど。2012年とかから。

地:え、そうだったんですね。

イ:そう、だからうちらも割と新しいサイドの人間で。

三:うん、新人!あでも、最近ポエトリー20代の子もいっぱい入ってきたのでなんとなく中堅あつかい?に入りかけてきているかなー?くらいの感じです。なので全然大丈夫です!


三:3月に始められたばっかりって事なんですが、まずどういった形式?で始めたの?

地:B-REVIEWという詩の投稿サイトが、多分2月にできて、そこにたまたま行き着いて投稿するようになって

三:B-REVIEW…見たことあるような見てないような…調べよ。

イ:なんかで見たかも。

地:で、そこにクヮンさんや白犬さんも投稿してて、そこから繋がりができたんですよ。

三:おー、じゃほんとネットからなんだね。

地:そうなんですよ。だから関西とか、離れてる地域の方が多くて

三:そっかネットだと地域とか関係ないもんね。

イ:ね。必ずしも近くの人とは限らないもんね。

三:元々から詩は書いていらっしゃったの?

地:書いてはいなかった、と思います。ただ15年前くらいに何カ月か書いたことはあったんですけど… たまたまその15年前くらいに投稿してたことのあるサイトのツイートを見かけて、そこからの流れでB-REVIEWを知って。

三:その15年前に書いてたのはなんてサイト?

地:「即興ゴルコンダ」っていう。即興詩のサイト。

イ:全然知らない!

地:すごい小さいサイトですよ。ネットのテキストサイトの始まった頃の時代の・・・誰も知らないと思うんですけど、そこで何回か書いたことがあって。
 B-REVIEWは今300人登録があって、詩の投稿サイトだと多い人数だと思うんですけど。

イ:多いねー

三:あと一番有名なの、ほらなんだっけ…現代詩フォーラム!

地:現代詩フォーラムは20周年とかで、すごい長いですよね

三:ねー、あえてそっちじゃなかったんだ。

地:うん、ほんと偶然に開設のツイートをみて、って感じだったんで。あ、あとB-REVIEWは1ヶ月の大賞ていうのを決めてて、5月わたし大賞とったんですよ。B-REVIEWでは「り」ていう名前で投稿してます。

イ:おーすごい、実力者!

地:いえいえ

三:じゃあそのB-REVIEWで3人は出会って、イベントをやりましょう、と?

地:いえ最初は、オフ会やろうって感じだったんですよ。

イ:あ、フライヤーにも「交流会」って書いてあるもんね。

地:そうなんですよ。ほんとに最初は、ネットだけだと会ったことない人ばっかりで、興味があったんですよ。でも詩のサイトの人ってあんまりそういうこと求めてなくって(笑)

三:なるほど。

地:結構内向的な方も多くて、仲は良いはずなのに会う機会もなくて、会おうっていう話にもなかなかならなくて。でも会いたくなってどうしても。だからオフ会をしようと。ただオフ会やってもつまんないからじゃあオープンマイク的なのをやろう・・・ってところからだんだん話がおかしくなって(笑)

イ:じゃあ最初のオフ会がこのイベント?

地:そうです。これです。

イ:すげえなあー

三:みんなやっと会えたね!状態なんですね。

地:そうなんですよ。ほとんど会ったことがない人ばかり。クヮンさんとはさすがにイベントやるのに会ってないのもどうかなと思い、10月の大阪のクヮンさんのライブに行ってきました(笑)

イ:いいなあ。

地:それがきっかけで、今回出演する11人の方に挨拶がてら会う口実を見つけて、何人か会ってきました。

三:(フライヤーを見ながら)ほんと失礼な言い方になってしまうのだけど、知ってる人が・・・

地:いないと思いますよ。やっぱちょっとジャンルも違うし

三:あ、遠藤ヒツジさんいる!今回の人選は、やっぱりネットで全部?

地:そうですね、最初の何人かはB-REVIEWの繋がりで、それプラスあとはTwitterでの公募もやって。遠藤さんも応募してきて下さったんですよ。

三:そうだったんだ!

地:初めてお会いするんですよ。

三:いい人だよね、このあいだUPJ5 afterTHATでもイベントレポート書いてくれたんだよ。

イ:うん、すごく面白くて、いい人。

三:そっか公募あったんだ。公募で入ってきたメンバーは遠藤さんと・・・

地:遠藤ヒツジさんと、伊藤風次くん。

三&イ:あー風次くん!

イ:UPJ5のフライヤー配るのとか手伝ってくれたんだよね。

地:あー!みましたTwitterで!


三:(またフライヤーをみながら)あ、セッションもあるんだよね?

地:はい、音楽と。今回弾き語りの方も出演するので、時間が余ればセッションみたいなのを最後にやれたらなあと。

三:おー、弾き語りも。

地:はい。もともと詩人の集まりというざっくりした感じなんですが、弾き語り多いです、風次くんと、塚本一期さんと、北村灰色さんとか。あと田中ジョヴァンニさんは一人芝居。

三:ほうほう!

イ:MOROHAの影響とかで、弾き語りにポエトリーを取り入れる人増えてるみたいだよ。ライブハウスで聞いた。

三:なるほどね、近くなってるんだね、今。


三:交流会からオープンマイク、からイベントをやることに、っていう流れなわけだけど、どう?いきなりイベント打つってどきどきする?

地:どきどきしますよ!多分何も知らないから出来るんですよ。クヮンさんは私より色々知っている分もっとどきどきしてると思う(笑)うん・・・勢い!

三:勢い。めっちゃ素晴らしいよねそれ。とりあえずやってみるの精神が素晴らしい!

地:あはは(笑)あとメンバーがあんまり表に出てきてない方たちだから、この機会に対する熱量がすごいんですよ。溜まってるものが。毎日ツイキャスで練習してるのを、UPしたりしていて。

三:わーすごいねー!

イ:熱い!

地:そういうの見てると、こっちも頑張らなきゃって思うんです。

イ:いいなあ、いい流れだなあ。

三:うらやましい。素晴らしいスタートだね。

イ:初期衝動的なものを感じるよね。

三:熱くなるね。

地:ほんとそれしかないって感じ。

イ:地球さん自身のライブの経験っていうのは・・・?

地:私、ほんとないんですよ。UPJ5のオープンマイクが初で。で、この間のクヮンさんのライブの最後にやらせていただいたのが2回目で、IN言語が3回目。最初私、出るつもりなかったんですよ。だからフライヤーにも載ってなくて。

イ:ヤバいな!新しい!なかなかない事だよ。

地:私だけじゃないんですよ。志が近い人が集まったって感じ。

三:今までイベントやった事なかったって事だからそれこそ会場選びとかは悩んだ?

地:悩みましたー!費用の事もあるし。

イ:最初なのにライブハウス押さえてってのもすごいよね。

地:最初に決まったパフォーマーが音楽系の方だったので。

三:特に荻窪が良かった、とか言う訳じゃなく?

地:はい、ほんと上野とかも探して。条件の合うところでって感じで決めました。

三:実際今、イベントの準備をやってきてどうですか?やろうってなってからどれくらい?

地:2か月・・・ですね。

イ:すごいね。

地:いやいや、知らないからなんですほんと。

三:いやー色々思い出しちゃうね私たちも。

地:一番大変だったのは、打ち合わせを直接会って出来ない事で、基本がメールで次は電話で、みたいな。1時間でも顔を合わせて打ち合わせできれば!みたいな。そこは大変でしたね。

三:そっかー。それはネット発祥のイベントだからこその苦労ではあるね。

地:そうですね。でも良い事もいっぱいあって。年齢層が広いんですよ、10代から50代まで、多分。10代の子は詩吟とかやってて全国大会5位とか。あきらさんて方なんですけど。

三:わー、やばい興味あるわ。会ってみたい!女性?

地:女性です。なんか、山に住んでるって。

三:山!?

地:そうなんですよ。この為に山からおりてくるって。

イ:仙人か(笑)このへんの?

地:いえ・・・遠い所みたいです。

イ:すごいね、このイベントのためにみんな集結するわけですね。

地:一番遠いのが百均さんで、初舞台なんですが、熊本から来ます。関東の方が少ないかも出演者。福島とか京都、大阪・・・

三:すごいなあその熱量、なかなかそうはならないよ。

地:ネット発祥だからこそ、の部分なんだと思います。

イ:運営は基本、地球さん、クヮンさん、白犬さんの3人?

地:そうですね。でも皆結構手伝ってくれて。田中ジョヴァンニさんは動画作るのが得意だったり。

イ:ジョヴァンニさんが動画を作ったんだ。

地:はい。あと私のと、両方あります。

イ:そう、プロモーションに動画とか駆使してるの気になってたんだよね。

三:そうそう!観たよー。

イ:IN言語には新しいエッセンスを感じたんだよね。

地:いやほんと、何にも知らないから…

イ:何でもやっちゃえ的な(笑)

三:とにかくなんか気合が違うな、てのはTwitterとか見てても感じたなあ。

     
三:地球さん自身のお話も聞いていこうかな。 さっき15年前にちょっと書いてて・・・ておっしゃってたけど、詩を書くようになったきっかけというか、 地球さん自身の「初期衝動」とか、そういうのを聞きたい。

地:元々、自分を内省するのは好きで、それを表現としてはやっていなかったんだけど・・・

三:特に影響を受けたものとか・・・

地:私、あんまり詩を読まないんですよ(笑)

三:一緒!私もあんまり読まない(笑)

地:ほんと!?よかったー

三:うちらほんと何も知らないよね。

イ:知らない!ほんと(以下、どれだけ無知かというトーク)

地:あはは(笑)よかったー安心しました!詩の読み方とか全然わかんないんですよ。書けはするんですけど。

三:その感覚わかるなー。じゃあ、書くのとパフォーマンスとして演るのって違うけど、そっちに向かったきっかけとかって何かあるのかな?

地:いやなんかほんともう、UPJ5でIN言語の宣伝して来て下さい、一肌脱いで下さいってクヮンさんに言われて、それで。

三:なるほど。

地:だから練習とかもしてないし、行くって決めたのも2、3日前で

イ:で、朝並んでくれたんですよね?何時頃から並んだ?

地:8時には着いてましたね。

三:すごい。ありがとうございます!

地:Twitter見てたら皆早かったから、せっかく行くのに出られなかったら後悔すると思ったんで、6時頃家を出ました。

三:まさかあんなに早くから並ぶとはね、私たちも思わなくて(笑)

イ:ほんと!

地:私6番とかだったんですけど、始発で来た人とかいたんですよね?

三:そうそう、みんな気合入ってたよね。

地:ちょうどポエトリー自体にも興味が出てきたから他の方のも観てみたかったし、他の方がどういうリーディングするのか、とか。

三:それまでにポエトリーのライブを観に行ったことは?

地:一回だけ6月に。Twitterで流れてきたイベントが近所だったので。

三:どうでしたか?体験してみて。

地:正直・・・まったく知らない世界で、私の人生に無かったものだから、すごい違和感だったんですよね。

三:違和感。

地:これ、どういう層に受けるんだろ?とか…あはは。すごく素直な感想で

イ:いいねいいねこれ絶対書いて(笑)

地:正直、一般人の感覚として「なかった」ので。

イ:地球さん、音楽のライブとかは?

地:よく行きます。

イ:ちなみに最近なに聴いてます?

地:最近は「ドミコ」聴いてます。絶対良いから聴いてください!今年のフジロックでも評判良くて。あと奇妙礼太郎とか。

三:結構聴いてる人だね!

地:白犬さんとは音楽の趣味が合って。

イ:なんかさ…理想的な人だよね(笑)

三:こういう人を待っていた、的な(笑)

イ:貴重だよね。

     
地:イベントをやりたかった理由としては
なんでそれをやるのかを知りたかったんですよね。見たかったんですよ。

三:何故それをやるのか。

イ:地球さんは結構、表現そのものもだけど、人に興味がある?

地:人が好きなんだと思います。見たい知りたい。生で体験したいってのが一番なんです。今回、動画を作ったりTwitterのモーメントhttps://t.co/J4t94BzkX1 を作ったりとかしたんですけど、それもやっぱり私がその人を知りたかったからやったようなもので。あ、ツイキャスも。あのとき初めて喋る子もいて。

三:そっかそうなんだ!

イ:というかさ、開始数か月で、宣伝のためにUPJ5に来るっていうそのスタンスがさ

三:そう、すごいんだよ。肝がすわってる。

地:いやいやいや、私なんか失礼なこと言ってませんか?大丈夫ですか?

三:全然!最高です!UPJ5は実際出てみてどうでした?

地:なんか足が震えてたんで、あんま覚えてないです(笑)

三:あはは

イ:めちゃめちゃチャーミングでいいなあ。

三:ねー!良いキャラクター。 足は震えてたけどがっつり宣伝しに来ました!という。

イ:で、覚えてないと(笑)!

地:で、私3月から書き始めて、まだ10作しかなくて、リーディング出来そうなのがないのでクヮンさんの詩を借りて読みました。

イ:なんかエピソード全部めっちゃ最高、全部ヒットしてるよね今。

三:そう!そう!カキーンて(笑)そろそろコールド負けですよ。

イ:いやよかったー!!直接会って。

三:レーダー働いたよね。

イ:いやてっきり予想ではポエトリーシーン詳しい方で、とか

三:わかる、実はネット詩の重鎮で、とか。知らないからさ。

イ:こんなフレッシュな人だとは思ってもいなかったよね。

地:今回出演者も、関西の3人はじめ数人をのぞいて、初めてや久々のLIVEパフォーマンスの方が過半数で・・・
     
イ:あ、関西の詩人さん面白いよね。八和詩めぐむさんとか、タムラアスカさんとか。UPJ5での出会いが衝撃的だったんだよね

三:うんうん。

地:タムラさんはB-REVIEWにも投稿してらっしゃいますね。

 
イ:このイベント、1人持ち時間何分?

地:10分です。私はやる予定じゃなかったんですが、楽しくなってきちゃったので5分もらっちゃおうかなと。

イ:楽しくなってきちゃたからって最高だよね。ウキウキが伝わってくるよね。

 三:ほんとに!…あ、イベントこれ結構早い時間だね!

 地:そうなんですよ。遠方からの方が多いので帰れなくなっちゃうので。

 イ:今から聞くのもアレだけど、イベント、2回目の予定とか考えてる?

地:なんにも考えていないんですよね。同じ熱量ではきっと出来ないし、また違う事もやりたいし。

イ:テーマや目指すものとかって、あるかな?

 地:うーん、ほんと会いたいっていう、それです。あ、でもスラムには興味があります!すごくあります。

地:あ、これ持って来たのでぜひ読んでください。イベントのために作った詩集です。(冊子を取り出す)

三:わぁ、ありがとうございます!

イ:写真、いいですね。

地:北村灰色さんの写真です。

三:アートワーク的なことは…

地:クヮンさんが編集しました。

三:センスいいですねー。良い。

イ:イベントにむけて冊子を作るっていう姿勢。熱量すごいよね。

地:売れたらお金になるかなと思って(笑)

三:おー、それ大事。書こう(笑)この冊子、愛のある編集だね。いいね。

地:詩の提出まで短い期間だったのにみんな協力してくれました。みんなには1篇て言ってたのに私は2篇出しちゃいました(笑)

三:出しちゃいました。かわいい(笑)

イ:ほんとチャーミングな人だよね。こういう人を待ってた感あるわー。

三:うん、新しい!愛される人だと思う。

地:いやいや、全然です。現代詩堅いんで…怖いですよ!


三:地球さんから見たIN言語、ここに注目して欲しい、みたいなアピールポイント聞きたいな。

地:本当に、初期衝動と熱量、だけなんですよ。上手いとかそういうのではなく、って…怒られちゃうかな(笑)?

イ:いいねー。胎動の最初の頃のスタンスもそうだったんだよね。テキストとかが技巧的であることが良し、みたいなのじゃなくて、とにかく「詩をよむのがたのしい!」みたいなの、いいよね。

三:なんかさ、地球さんには染まらずにこのまま色んな事をやって欲しい。こういう面白い人が思うままにやってるのを見たい。

イ:うちらもなんだかんだ、結構まあ好き勝手やってるよね。

三:ふふふ、はい。問題児とよそもの的なコンビで(笑)

地:あはは

イ:なんか今思い出したんだけどさ「町おこしの三原則」っていうのがあって。なんだっけ「馬鹿者」「よそ者」「若者」だっけな?それが揃うと活性化するんだって。

三:わぁ。終盤急に大事そうなことでてきた!

イ:馬鹿者の持つエネルギーと、よそ者が新しいものを取り入れて…

三:若者はスピードがあるしね。いい事言うね。

イ:確かこれ村田活彦さんから聞いたんだっけな?違ったかな?

三:おー(笑)

イ:その三要素そろうと何かが起こるって
音楽シーンとかも割とそうだなって思ってた。

地:あー、馬鹿者とよそ者は揃ってます、IN言語!

三:若者もいるじゃん、10代のコとか。

地:あ、そっか(笑)



待ってるお客様がいるから、と半ば追い出されるようにあとにした日高屋。
最後に慌てて聞いた「イベントの他にやってみたいことは?」に「まだなにもわからないですね」と武田地球はケラケラ笑った。

電車に乗ったあと「いやーやばいねIN言語」とLINEをし合った我々UPJ5ふたりは「面白い人には長くいて欲しいよね、応援しよう」というどうしようもなく当たり前な結論に至った。


UPJ5はあの日、誰かの初期衝動に火を着けられたのだろうか?
ふとそんなことを思った。
そうであれば嬉しい。

誰かにとっての未来の「あの日」が今日も確実に世界中に訪れている。
IN言語。いんげんご。と
口の中でつぶやきながら帰路に着いた。


(インタビュー:武田地球、UPJ5
      編集:UPJ5三木)